17暮らしの中の富士山。

諏訪へ移住してきてよかったなと思うことの一つに富士山がある。北海道で暮らしていた頃、富士山は絵ハガキかお札の裏に描かれているもので、はるか遠くのお山という印象だった。
それが今、僕の活動しているエリアではいろんなところから富士山を望むことができる。ちなみに我が家の町は「富士見町」というだけあって、ちょっと歩けばいろんな場所から富士山に出会えるのだ。

犬の散歩中や車で移動中も、今日ははっきり見えてるから気持ちいいなぁ、きっと夕焼けや星がきれいだろうなとか、厚い雲がかかっているからこれから雨かなと、一日の天候や気持ちの目印にもなっている。

出張で飛行機に乗ったときも、上空からまずは富士山を探して、そこを目印に「あの辺が我が家だな、みんな何しているかな」と想像したりなんかしてしまう。

遠い存在だった富士山がいつしか自分の暮らしに馴染んでいることが、なんだか嬉しく思えてくるのだった。