五月盛大に終えた諏訪大社の御柱祭。一息ついた七月、今度は各集落にある神社で小さな御柱祭、いわゆる小宮祭の準備が始まった。本祭では約20の集落、数百人で準備をしてきたが、小宮祭は基本的にはそれぞれの集落、数十人で力を合わせて進めて行く。
小宮祭は若い世代が先頭に立って作業をしていくのも特長で、先輩の指導を受けながらも、若い感性で新しいことを提案したり、作業をスムーズに進めるために初めてのことにも挑戦してゆく。
少人数の作業なので子どもたちの力も貴重な戦力。
真夏の暑いなか必死に作業する父親たちの背中を見ながら木遣りをなく子どもたち。
一本の柱の下で世代を超えて受け継がれてゆく、祭りの技術や思い。
この風景こそ小宮祭の醍醐味なのかもしれない。